エスプレッソマシンのクリーニング、できていますか?
前回やったのがいつだったか・・・遠い記憶になっていないでしょうか。
マシンを長くいい状態で使うためにも、とっても重要な作業。
知ってはいるけど何をすればいいかわからない方も少なくないはず。
今回はクリーニング、メンテナンスに関連する疑問を解消しつつ、便利なアイテムをご紹介!
■バックフラッシュとは・・・
半自動やプロシューマーモデルの定期メンテナンスの中でも最重要と言える項目。
エスプレッソがカップに届くまでに、どうしても油分やその他の沈殿物が残ります。
そのため、コーヒーの油分を分解&こびりついた粉をほぐしやすくするクリーナーを使って
シャワースクリーン、ガスケット、ホールディングプレートなど、抽出グループ全体を洗浄します。
抽出グループ以外にも、ソレノイドバルブ(電磁弁)を洗浄するためにも行います。
ソレノイドバルブはボイラーからグループ、グループから抽出の流れを制御する役割があり、コーヒーの成分が触れる部分です。
このバルブにもコーヒーオイルなどが付着することがあるため、バックフラッシュでメンテナンスすることが不可欠です。
セミオートマシンを家庭でお使いの場合、少なくとも週に1度、バックフラッシュをおすすめします。
バックフラッシュにおすすめ!
カフィーザ エスプレッソマシン クリーニングタブレット 100錠入
マシンにセットするだけで、簡単にワンストップで洗浄できます。
■デスケーリング(スケール除去)とは・・・
エスプレッソマシンを使っていると、マシンの熱で水の石灰が溶け出し、最終的に金属の表面に付着します。
スケールは水の通り道を塞ぎ、加熱の効率を低下させる可能性があります。主に水タンクがあるマシンに使用します。
コーヒーの風味にはあまり影響しませんが、マシンの寿命には影響してしまいます。
スケール除去におすすめ!
IMPRESA デスケーラー 2本セット
強力なのにマシンに優しく、環境にも安全!
スケールやその他の硬水のミネラル沈着を除去し、マシンが長持ち。
1ヶ月ごとの使用が推奨されます。アメリカ製!
ここで気になるのがクリーニングタブレットとデスケーラーの違い。
どちらもエスプレッソマシンに付着したゴミを除去する働きがありますが、何が違うのでしょうか。
クリーニングタブレットは、抽出ユニットとコーヒーの通り道をキレイにするためのもの。
一方、デスケーラーは、ボイラーや給水管の内部に蓄積したカルシウムやミネラルを取り除くためのもの。
つまり、2つともクリーニングが目的でもマシンの異なる部分に焦点を合わせた役割なんですね。
■水フィルターは必要?
エスプレッソやコーヒーの92~98%は水と言われています。
正直なところ、おいしい水がなければ、おいしいエスプレッソは作れません。
きれいで風味豊かな水を使うことは、コーヒーのおいしさを最大限に引き出すポイント!
水質の調整におすすめ!
BWT 水タンク用 軟水化パッド
マシンの水タンクに入れて一晩待つだけ。イオン交換技術でエスプレッソに最適な軟水を作ります。
活性炭で不要な風味と臭いを除去するだけでなく、石灰の蓄積を抑えてマシンにもやさしい!
■ミルククリーナーとは・・・
ミルクの乳脂肪分やたんぱく質などはこびりつくと厄介です。
そのためスーパーオートマチック、特にミルクシステムを内蔵したモデルは定期的な洗浄が必要。
ミルククリーナーは、石鹸や他のクリーナーでは落とせないミルク固形物を分解するために特別に調整されています。
ミルク汚れにおすすめ!
Urnex ミルククリーナー 1L
全自動モデルは通常のクリーニングサイクルでチューブ内部の取りづらい汚れを解消!
スチームワンドやピッチャーなどにも使えます。
他にもパーツに合わせたクリーニング用品が揃っています!
ECM ポリッシングクロス
ステンレス&クロムメッキ用のクロス。化学薬品を使わずにマシンの光沢を保ちます!
筋や糸くずを残さず磨ける耐久性に優れたアイテムです。
Pallo スクープ付 エスプレッソマシン用 クリーニングブラシ
グループヘッドやガスケット周りの掃除に便利なブラシ。
ブラシの先端を外すとスチームワンドの穴のつまりを解消するピンが出てきます。
パウダー状のクリーナーをすくえるスクープ付。
Searchpean エスプレッソマシン用 スチームブラシ
スチームワンドにつないでマシンを洗浄!高温のスチームで汚れを落とします。
いかがでしたか?
長く快適にマシンを使うために必要なクリーニング、メンテナンスはさまざまですが
スケール除去を抑える軟水パッドや、それぞれの汚れに適したクリーナーなど
アイテムを活用すれば今よりもっとラクでキレイを実現できるかもしれません。
おいしいコーヒーのためには抽出のテクニック以外にも必要なことがある!
手間も楽しみも詰まったコーヒーはきっと味わい深いものになるはずです。