まずは、ニューヨークの住宅環境について一言。
『古い』。
近年、新築高級コンドミニアムの建設も増えつつあるようですが、大半は昔からある集合住宅「コープ」。ちなみに、コンドミニアムとの違いはいろいろあるが、大きな違いは所有権。あくまでも、建物を所有する法人組織の株を所有するだけで、建物や土地の所有権を買うことはできない。シェアホルダーの特権として、建物内に住むことができるわけです。コープならではの魅力&マイナス点も色々あるのですが、それはさておき。
「古い」のレベルが、日本とは全然違います。
ほとんどのビルが、「Pre War」(戦前に建てられた)建物。地震のないニューヨークでは、建物を解体して作り直すほど痛まないのかもしれません。我が家は、数少ない戦後のビルといえども、かな~り年季が入っています。もちろん内装、改築を積み重ねているので、見た目はよくても精巧さにかけます。
そして、ビルの構造・基盤が古いから、リフォームも難しくなることが色々出てくる。実際にリフォームするとなると、コープの許可もいるし、お金もかかる。そして、何週間もキッチンが使えない。
ちなみに我が家のキッチン、食洗機と冷蔵庫は新しいけれど、ガスレンジは懐かしのCaloric。1950年代のモデルキッチン、そのもの。オーブンは使われた形跡もなく、前のオーナーは鍋の収納スペースとして利用していたとのこと。
雑誌にのっているような、お洒落なキッチンに憧れるけど、キッチンリフォームはちょっと。。。。。
でも、諦めるのは未だ早い。
古くたって、狭くったって、賃貸だって、ちょっと手を加えるだけで、かわいいキッチンやバスルームに変身できます。
DIYが得意じゃない私にもできた、なんちゃってリフォーム。
今回おススメしたいのは、タイルシート。
お金も時間も最小限に抑えられる、時短リフォーム。
キッチンの壁とカウンターにタイルシートを貼るだけ。
黄色い50年代カウンターが、あっという間に大理石のカウンターに変身。
カウンターで余った分は、洗面所にもぺたぺたっ。
ビニールシートなので、水周りも安心。お手入れ楽々、さっとタオルで拭くだけ。
ちょっと工夫するだけで、こだわりの空間が自分のものに。
好きなモノに囲まれて、心地よいシンプルライフ。心に平安がおとずれました。
本格的なリフォームは、しばらくおあずけ!
最後までお読みいただき、ありがとうございます。