エスプレッソを淹れる手順のひとつタンピング
ポルタフィルターに入れた粉末のコーヒーを
タンパーで押し固める作業です
ぎゅーっと上から力をかけるだけなんですが
エスプレッソの均一性とクレマの質を左右する
これまた重要な要素になります
今回は良いタンピングとそのコツを学びましょう!
タンピングによってコーヒー粉を均等に圧縮することで、⽔の流れを均⼀にし、コーヒー粉全体から均等に⾵味成分を抽出できます。均⼀さは抽出の時間に影響します。適切に圧縮されたコーヒーは、⽔の流れに適度な抵抗を与え、理想的な時間(20〜30 秒)で抽出するためにも重要です。さらに、豊かなクレマも形成されやすくなります。
⼀般的に、タンピングは 15〜20kg の圧⼒で押し固めるのが適切とされています。
とはいえ、⾃分が何 kg の⼒で押しているのか感じ取るのは⾄難の業です。そこで、家にある体重計を使います。⼿を体重計に置き、20kgになるよう押して圧⼒を体感してみてください。この感覚を覚えれば、理想のタンピングに近づくはずです。かなりの⼒だと実感できると思います。
- ポルタフィルターに必要量のコーヒー粉を均等に⼊れます。
- 指や真っ直ぐな道具を使い、コーヒー粉の表⾯を平らにします。(レベリング)
- 平らにしたコーヒー粉の上にタンパーを置き、垂直に押し下げます。
- タンピング後、タンパーを回してコーヒー粉の表⾯をなめらかにします。
圧⼒は垂直に:斜めになると⽔の流れが偏り、抽出が不均⼀になってしまいます。
圧⼒は適度に:過度な圧⼒は抽出時間が⻑くなり、強い苦みにつながります。また、圧⼒が弱すぎると未抽出が起こりやすくなります。
最後はキレイに:ポルタフィルターの縁などに付着した余分なコーヒー粉はふき取ります。
正しいタンピング技術を⾝につけ、安定した品質のエスプレッソを目指しましょう!