エスプレッソマシンを使い始めた方から、よくいただくご質問があります。
「30秒くらいで抽出すると、圧力計が9気圧まで上がりません。」
「9気圧に合わせようとすると、抽出時間が50秒近くになってしまいます。」
今回は、このご質問についてご説明します。
結論:故障ではありません
まず結論からお伝えすると、圧力計が必ず9気圧まで上がらなくても、故障ではありません。
実際のコーヒーを使用した抽出では、7〜9気圧程度で推移することは珍しくありません。
これはRancilio Silvia Pro Xだけでなく、多くのエスプレッソマシンで見られる正常な状態です。
なぜ9気圧にならないのでしょうか?
圧力は、次のような条件によって常に変化します。
- コーヒー豆
- 焙煎度
- 挽き目
- 粉量
- タンピング
- コーヒーの鮮度
例えば、30秒前後で30g抽出できるように調整すると、7〜8気圧程度になることがあります。
逆に、9気圧に合わせようとして挽き目を細かくすると、抽出時間が50秒近くになることもあります。
これは異常ではなく、自然な現象です。
優先すべきなのは「9気圧」ではありません
エスプレッソでは、圧力だけを目標にするよりも、味を優先することが大切です。
調整するときは、次の3つを基準にしてください。
- 美味しく抽出できているか
- 抽出時間(目安25〜35秒)
- 抽出量(15gなら約30g前後)
圧力計は、「現在どのような抽出になっているか」を確認するための目安として考えるのがおすすめです。
15gで抽出するなら15g用バスケットがおすすめ
18g用バスケットに15g入れても抽出できますが、15g前後で使用することが多い場合は、15〜16g用バスケットを使用すると、より安定した抽出がしやすくなります。
粉の層が適正になり、調整もしやすくなるためです。
15g用IMSバスケットはこちら
こんな場合は一度ご相談ください
次のような症状がある場合は、調整以外に原因がある可能性があります。
- 圧力が5気圧以下しか上がらない
- ほとんど圧力が上がらない
- 以前は9気圧近くまで上がっていたのに急に変わった
- 抽出速度や味が急激に変化した
このような場合は、抽出動画や使用している豆・粉量・抽出時間などをお知らせいただければ、一緒に原因を確認いたします。
まとめ
「9気圧にならない=故障」ではありません。
実際の抽出では、次の3つを優先して調整することが、美味しいエスプレッソへの近道です。
もし調整しても改善しない場合や、正常か判断できない場合は、お気軽にご相談ください。
アルファエスパスでは、ご購入後もメールや動画でサポートしております。
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