風邪で食欲がない時や病み上がりに食べるモノといったら、まず思い浮かぶのが「お粥」や「お雑炊」ですよね。消化のいいお粥やお雑炊は、弱った胃腸にやさしく、最適な食事ではないでしょうか。これは、あくまでも日本人・アジア人の感覚。
米を主食としない欧米人からみれば、「病気の時ですらコメを食べる!?」と驚きのようです。
彼らにとって病人食の定番といえば、チキンスープ。もちろん病気以外の時でも、ランチやディナーメニューの定番のひとつ。心も身体も温まる、正にアメリカ母の味。
鶏肉のたんぱく質がウィルス撃退、ビタミンAは喉の粘膜を補修してくれます。鶏肉のたんぱく質は消化もいいので、胃腸の弱った風邪の時に食べるのがおすすめです。また、スープには人参、セロリー、玉ねぎなどの野菜もたっぷり入っているので、ビタミンAやビタミンACが豊富です。チキンスープが風邪によいと言われるのも、不思議はありません。 チキンスープにはエッグヌードルやおコメをいれるのが定番。なんだか、お雑炊に近いイメージですよね。満腹感たっぷり、「食べるスープ」です。おかずなしでも満足できる一品です。 ほっとする家庭の優しい味なので、風邪以外の時にも食べたくなります。基本は材料を切ってお鍋に入れたら、あとは待つのみ。あまり手をかけずに、美味しくて健康な一品が作れます。作りおきができるので、忙しい人にもおススメです。我が家では寒い季節になると、スープがメインの夜があるくらい。スープは重宝します。 材料
- 鶏丸ごと1羽
- 人参4本
- セロリー4本
- じゃがいも中3個
- 玉ねぎ大1個
- 水
- 塩コショウ
大きな鍋に鶏を丸ごと1羽入れ、ひたひたになるまで水をいれ、蓋をしないまま火にかけます。鶏肉が骨から離れるぐらいまで、じっくりと煮込みます。 鶏を鍋から取り出し、骨をはずします。一口大に切った野菜と一緒に、鶏肉をスープの入った鍋に戻して煮込みます。野菜が柔らかくなったら、エッグヌードル(パスタ)を投入。エッグヌードルが茹で上がったら、塩コショウで味を調整して出来上がり。これぞアメリカのママの味。お好みで、エッグヌードルの代わりにショートパスタやおコメを入れてみてください。 ほっかほかの焼きたてパンと一緒に食べるのもいいですよね。 また、生姜や醤油を少し入れたら、和風味に。色々アレンジのきく一品です。 アメリカ母の味で、ほっかり温まってみませんか? 最後までお読みいただき、ありがとうございました。