Breville(ブレビル)のエスプレッソマシンを調べていると、「BES860XL」という型番を見かけることがあります。
BES860XL は現在販売終了している旧モデルですが、Breville Barista Express シリーズの人気を築いた代表的なモデルのひとつです。
この記事では、当時実際に使用した経験をもとに、BES860XL の特徴や使い勝手を振り返りながら、現在購入するならどの後継機種がおすすめなのかを解説します。
また、Breville とデロンギで迷っている方、自宅でカフェラテを楽しみたい方、将来的にカフェ開業を考えている方に向けて、家庭用エスプレッソマシンと上位機種の違いについてもご紹介します。
この記事について
本記事で紹介している Breville BES860XL は販売終了した旧モデルです。
現在は後継機種の Barista Express(BES870XL)や Barista Express Impress(BES876)などが選択肢になります。
家庭で数杯楽しむ場合は Breville、1日に何杯もラテを作る場合や小規模カフェ開業を考えている場合は、Rancilio Silvia Pro X のような上位機種も比較してみてください。
Breville(ブレビル)とは?
Breville(ブレビル)は、1932年にオーストラリア・シドニーで設立されたキッチン家電ブランドです。
特にアメリカでは家庭用エスプレッソマシンの定番ブランドとして知られており、デザイン性と使いやすさを両立した製品が高く評価されています。
日本ではデロンギの知名度が高いですが、アメリカでは Breville を選ぶコーヒー好きも多く、「自宅で本格的なエスプレッソやカフェラテを楽しみたい」という方に人気があります。
ブレビルの魅力は、デザイン、操作性、抽出の楽しさがバランス良くまとまっていることです。
豆を挽く、タンピングする、抽出する、ミルクをスチームする。こうしたエスプレッソ作りの工程を、家庭でしっかり楽しめるところが大きな魅力です。
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BES860XLとはどんなマシンだったのか?
BES860XL は、グラインダー一体型の家庭用エスプレッソマシンです。
別途グラインダーを用意しなくても、豆を挽いて、ポーターフィルターに粉を入れ、タンピングして、エスプレッソを抽出できます。
現在の Barista Express シリーズの原型ともいえる存在で、後継機種にもそのコンセプトは受け継がれています。
写真の商品は、BES860XL の後継機にあたる BES870XL Barista Express です。外観や基本的な使い勝手は近く、現在購入を検討する場合は BES870XL や BES876 Impress が候補になります。
実際に使って感じた Breville の良かった点
1. キッチンに置きたくなるデザイン
Breville のエスプレッソマシンは、まず見た目が非常にスタイリッシュです。
ステンレスを基調としたデザインは清潔感があり、キッチンに置いたときの存在感もあります。
家庭用エスプレッソマシンは、収納してしまうと使う頻度が落ちてしまうことがあります。
その点、Breville はデザインが良いので、キッチンに出したままにしやすいのが大きなメリットです。
背面もシンプルで、余計な装飾がありません。
側面にはグラインダーの調整ダイヤルやスチーム操作のダイヤルがあります。操作部分も分かりやすく、初めてエスプレッソマシンを使う方でも扱いやすい印象でした。
2. グラインダー一体型で始めやすい
BES860XL の大きな魅力は、グラインダーが一体になっていることです。
エスプレッソを始めるとき、意外と悩むのがグラインダー選びです。エスプレッソ用には細かく均一に挽けるグラインダーが必要ですが、別に用意すると予算も場所も必要になります。
その点、Barista Express 系のマシンはグラインダー一体型なので、これからエスプレッソを始めたい方にとって導入しやすい構成です。
シングルショット、ダブルショットを選べるため、飲みたい量に合わせて抽出できます。
「GRIND AMOUNT」のダイヤルでは、挽く豆の量を調整できます。
濃いめが好きな方は粉量を多めに、軽めに飲みたい方は少なめにするなど、自分の好みに合わせて調整できるのが良いところです。
側面のダイヤルでは、豆を挽く細かさを調整できます。
エスプレッソは粉の細かさで抽出が大きく変わります。細かすぎると詰まりやすく、粗すぎると薄くなりやすいため、この調整ができることはとても重要です。
3. カップウォーマーと収納スペースが便利
本体上部にはカップウォーマーがあります。
エスプレッソやカフェラテを作る前にカップを温めておくことで、抽出後の温度低下を抑えやすくなります。
また、トレイの奥には付属品を収納できるスペースもあります。
フィルターや洗浄タブレットなど、細かいパーツを本体内に収納できるため、なくしにくい点も便利です。
4. タンピングまで楽しめる
エスプレッソの味を大きく左右する工程のひとつがタンピングです。
挽いたコーヒー粉をポーターフィルターに入れ、上から均一に押し固める作業です。
最初は少し難しく感じるかもしれませんが、この工程こそエスプレッソ作りの楽しさです。
粉の細かさ、粉量、タンピングの強さが合ってくると、抽出が安定して味も良くなります。
5. 抽出はワンタッチで分かりやすい
ポーターフィルターをセットしたら、シングルまたはダブルのボタンを押すだけで抽出が始まります。
家庭用マシンでありながら、しっかりと濃いエスプレッソを楽しめます。
圧力計があるため、抽出時に適切な圧力がかかっているか確認できます。
粉が粗すぎる、細かすぎる、タンピングが弱いなどの調整にも役立ちます。
6. カフェラテやカプチーノも作れる
Breville のエスプレッソマシンは、ミルクスチームにも対応しています。
エスプレッソだけでなく、カフェラテやカプチーノを楽しみたい方にも向いています。
家庭でカフェラテを作りたい方にとって、スチーム機能は非常に重要です。
最初はコツが必要ですが、慣れてくると自宅でも美味しいラテを楽しめます。
実際に使って気になった点
1. 連続使用には限界がある
Breville は家庭用としては非常に優秀ですが、何杯も連続してラテを作る用途には限界があります。
自宅で1日1〜5杯程度楽しむなら十分ですが、1日に10杯以上作る場合や、イベント・営業用途で使う場合は、より安定した上位機種を検討した方が快適です。
2. スチーム性能は家庭用として考えるべき
カフェラテやカプチーノは作れますが、業務用マシンのような強いスチーム力を期待するマシンではありません。
家庭で楽しむには十分ですが、ラテアートを本格的に練習したい方や、短時間で複数杯を作りたい方は、スチーム性能の高いマシンも比較してみる価値があります。
3. ドリップトレイの水はこまめに確認したい
使用していて気づいた点として、ドリップトレイに水がたまりやすい印象がありました。
数杯ラテを作るとトレイの水が増えるため、使用後にこまめに確認して捨てる習慣をつけておくと安心です。
お手入れは意外と簡単
エスプレッソマシンというと、メンテナンスが大変そうに感じる方も多いかもしれません。
しかし Breville の日常的なお手入れは比較的シンプルです。
水タンクの水は毎日交換するのがおすすめです。
また、抽出口やポーターフィルターにはコーヒーオイルが残るため、定期的な洗浄が必要です。
家庭用として使う場合でも、定期的なクリーニングは大切です。
お手入れを続けることで、味の安定性やマシンの寿命にもつながります。
今買うなら BES870XL または BES876 Impress
BES860XL は販売終了しているため、現在購入するなら後継機種を選ぶことになります。
代表的な候補は、BES870XL Barista Express と BES876 Barista Express Impress です。
BES870XL Barista Express
BES870XL は、Breville の中でも定番の一台です。
グラインダー一体型で、豆を挽くところから抽出まで一台で楽しめます。
「自宅で本格的なエスプレッソを始めたい」という方には、今でも分かりやすい選択肢です。
Breville ブレビル エスプレッソマシン BES870XL Barista Express
BES876 Barista Express Impress
BES876 Barista Express Impress は、タンピングをサポートする機能が特徴です。
エスプレッソ初心者にとって、粉量やタンピングの安定は大きな課題です。
Impress はその部分をサポートしてくれるため、毎回の抽出を安定させやすいモデルです。
Breville とデロンギで迷う場合
家庭用エスプレッソマシンを検討する方の多くが、Breville とデロンギで迷います。
どちらも家庭用として人気がありますが、方向性は少し違います。
| 比較項目 |
Breville |
デロンギ |
| 特徴 |
半自動で作る楽しさがある |
全自動モデルが多く手軽 |
| 向いている人 |
豆挽き・タンピング・抽出を楽しみたい人 |
できるだけ簡単に飲みたい人 |
| ラテ作り |
自分でスチームする楽しさがある |
モデルにより自動ミルク対応あり |
| 楽しみ方 |
バリスタ気分を楽しむ |
手軽に毎日飲む |
自分で豆を挽いて、タンピングして、抽出を調整したい方は Breville が向いています。
一方で、とにかく簡単にカフェメニューを楽しみたい方は、デロンギの全自動モデルも比較対象になります。
Breville と Silvia Pro X の違い
Breville を検討している方の中には、将来的にカフェ開業やイベント出店を考えている方もいます。
その場合は、家庭用マシンだけでなく、Rancilio Silvia Pro X のような上位機種も比較してみる価値があります。
| 比較項目 |
Breville Barista Express |
Rancilio Silvia Pro X |
| 用途 |
家庭用 |
家庭上級者・小規模カフェ向け |
| グラインダー |
一体型 |
別途必要 |
| 抽出 |
家庭用として十分 |
温度安定性を重視 |
| スチーム |
家庭用レベル |
ラテ作りに強い |
| 杯数の目安 |
1日1〜5杯程度 |
1日5〜30杯程度 |
| 向いている人 |
自宅で気軽に楽しみたい方 |
本格的にラテを作りたい方・開業検討者 |
自宅で数杯楽しむなら、Breville はとても良い選択肢です。
一方で、1日に何杯もラテを作る方、将来的にカフェ開業を考えている方、ラテアートを本格的に練習したい方は、Silvia Pro X のような上位機種も検討してみてください。
目安
・自宅で1日1〜5杯楽しむ → Breville がおすすめ
・できるだけ簡単に始めたい → Breville がおすすめ
・自宅で本格的にラテアートを練習したい → Silvia Pro X も検討
・小規模カフェで1日10〜30杯作る → Silvia Pro X がおすすめ
・キッチンカーやイベントで使いたい → Silvia Pro X がおすすめ
家庭用で十分?それとも上位機種を選ぶべき?
Breville は家庭用として非常に優れたエスプレッソマシンです。
しかし、すべての方に Breville が最適というわけではありません。
特に次のような方は、Silvia Pro X のような上位機種も比較する価値があります。
- 1日に10杯以上ラテを作る
- 小規模カフェやキッチンカーでの使用を考えている
- ラテアートを本格的に練習したい
- スチームの安定性を重視したい
- 家庭用から一歩上のマシンに進みたい
- 将来的に開業を考えている
家庭用で十分か、上位機種を選ぶべきかは、作る杯数と目的によって変わります。
Breville から Silvia Pro X に進む人もいます
最初は Breville やデロンギなどの家庭用エスプレッソマシンを検討していた方が、調べていく中で Silvia Pro X にたどり着くこともあります。
理由は、家庭用マシンでエスプレッソの楽しさを知ると、次に気になってくるのが温度安定性、スチーム力、連続抽出性能だからです。
特にラテを中心に作る方にとって、スチーム性能はとても重要です。
1日数杯であれば家庭用でも楽しめますが、杯数が増えると上位機種の安定性が大きな差になります。
まとめ:Breville は家庭用として非常に優秀。ただし用途によって比較が大切
BES860XL は販売終了した旧モデルですが、現在の Barista Express シリーズの魅力を知ることができるモデルでした。
Breville のエスプレッソマシンは、家庭用として非常に完成度が高く、デザインが良く、操作も分かりやすく、豆を挽くところから抽出、ミルクスチームまで一台で楽しめます。
自宅で本格的なエスプレッソやカフェラテを楽しみたい方には、今でも Breville シリーズは有力な選択肢です。
一方で、1日に何杯もラテを作る方、小規模カフェやキッチンカーでの使用を考えている方、ラテアートを本格的に練習したい方は、Silvia Pro X のような上位機種も比較してみてください。
「家庭用で十分なのか」「上位機種を選ぶべきなのか」は、使う杯数や目的によって変わります。
迷っている方は、まずは診断フォームから現在の使い方に合うマシンを確認してみてください。
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