「どうせ飲むなら美味しく飲む方法が知りたい」
以上のようにお考えの方も多いのではないでしょうか?
この記事では
・エスプレッソコーヒーがまずいと思われている理由
・エスプレッソコーヒーを劇的においしく飲むための知識
・おすすめのエスプレッソマシン3選
について解説します。
この記事を読んでいただければエスプレッソコーヒーについて一通りの知識が身につき、ご家庭でエスプレッソコーヒーを飲めるマシンについて理解ができるようになっているでしょう。
ぜひ最後までご覧ください。
ドリップコーヒーとエスプレッソコーヒーの違い
ドリップコーヒー(右)とはエスプレッソ用の粉に比べて粗く挽いた粉にお湯を上から注ぐことで抽出されるコーヒーで、日本人には馴染みのあるコーヒーとして幅広く普及しています。
それに対しエスプレッソコーヒー(左)とは高圧のお湯を細かく挽いた粉に透過することで抽出を行うもので、主にイタリアを中心とした地域が発祥とされています。
エスプレッソコーヒーをまずく感じてしまう理由とは?
短時間で圧縮して抽出するエスプレッソは三層構造になっており、この層がはっきりと綺麗に分かれていれば、理想的なエスプレッソに近くなると言われています。
鮮度が落ちた豆を使ったり挽き方が粗かったりすると、雑味を多く含みバランスが悪い味になってしまいます。
そのため、エスプレッソコーヒーの味に親しみのない日本人にとっては「豆の個性が強すぎて苦いコーヒー」というイメージがついて回ってしまっているようです。
エスプレッソコーヒーに使うべき水の種類
エスプレッソなら約90%、ドリップコーヒーなら約98%の割合を水が占めています。
エスプレッソコーヒーに使うべき水の種類は、結論として軟水が適しているといわれています。硬水を使ってエスプレッソコーヒーを作ると、マシンの故障や抽出不足の原因になります。
市販のコーヒーメーカーやエスプレッソマシンに硬水を使ってしまうと、硬水に含まれるミネラル分のせいで白い石灰質が発生します。
この白い石灰質がエスプレッソの抽出口を塞いでしまうと抽出にバラつきが生まれ、まずいコーヒーが出来上がってしまいます。
硬度はコーヒーの味にも影響します。一般的に軟水ほど成分が抽出しやすく、硬水ほど抽出しにくくなります。
そのため一般的なコーヒーメーカーやエスプレッソマシンには水の硬度は90mg/L以下の軟水を使うように注意書きされていることが多いです。
これに、いわゆる軟水を使うとマシンが長持ちします。
せっかく高いお金を出して購入したマシンであれば5年、10年と長く使えたほうが良いですよね。オイル交換をこまめにするとエンジンの寿命が長くなる車と同じ理屈です。
硬度だけではなく水質、配管からの汚れやカビ、除菌のためのカルキ臭を取り除くためにも軟水化パッドをおすすめしています。
水の硬度チェッカーはこちらでご紹介しています
水タンク用の軟水化パッドはこちらでご紹介しています
エスプレッソマシンの2種類のクリーニング方法、頻度、バックフラッシュとディスケーリングの違いや洗浄方法については別記事にてご紹介させて頂きます。
エスプレッソコーヒーを淹れるのに最適な焙煎豆の状態
エスプレッソコーヒーを淹れるための最適な焙煎豆の状態は「新鮮である」ということです。
新鮮な状態でなければコーヒー豆に雑味が生まれ、どんなに豆を上手く挽いたところでまずいコーヒーが出来上がってしまいます。
コーヒー豆の最大の敵は「空気、湿気、熱、光」です。
これらを避けて新鮮に保存するには密閉容器に入れ、乾燥した暗い場所に適切な温度で保管する必要があります。
コーヒー豆を常温保存した場合の賞味期限は1週間程度です。
こちらの商品はコーヒー豆を真空にできる容器です。
耐久性に優れたステンレスボディがコーヒーを日差しから守り、真空密閉によりコーヒーの賞味期限が最大 50% 長持ちします。
バキュームポンプは、蓋を左右に回転するだけで内部から空気を取り除き、バキュームロックインジケーターは、空気が除去されたことを知らせます。
エスプレッソコーヒーを淹れるのに最適な抽出温度
エスプレッソコーヒーの基本は1ショット、挽いた豆が7gであれば「9気圧・90℃・67℃・20秒・30cc」です。これはつまり、「抽出時は9気圧と90℃、飲み頃の温度は67℃、20秒間で30ccを抽出する」という意味で、本場イタリアではこの基本を忠実に再現しています。
抽出温度が90℃でなければいけない理由は、90℃以下になると豆の成分が抽出されず、エスプレッソの魅力でもある風味が不足し、90℃以上になるとコーヒー成分の旨味が出すぎたり、さらに苦みが際立つことになるからです。
エスプレッソコーヒーは抽出温度を1℃でも外れると、苦みやえぐみが際立つ繊細なコーヒーです。例えば同じ量の豆7gを使って30ccの抽出に40秒以上かかった場合、豆が細かすぎる可能性があります。数メモリ程度粗く調整してみましょう。
PIDがあるエスプレッソマシンは多くの場合93℃が初期設定とされています。1℃ずつ温度を微調整しながらお好みの味を探してみてください。
エスプレッソコーヒーの味の調節方法
エスプレッソの調整は「粉の量」と「抽出量」がポイントです。
※以下の目安は1ショットの場合になります。
粉の量→目安は7〜8g。いかに水平に押し固めるかが大事。
抽出量→目安は30cc(11g)。粉の何倍程度のエスプレッソを落として濃さを決めていくのがベスト。
青臭くて酸っぱい味になったら挽き目を細かく、飲んだ後に粉っぽさを感じるようであれば挽き目を粗くして、微調整を加えていきましょう。
おいしいエスプレッソが飲めるエスプレッソマシン3選を紹介
①Gaggia Classic Pro Semi-Automatic Espresso Machine
Gaggia Classic Proはアルミ製の急速加熱ボイラー、58mmの業務用真鍮製ポルタフィルター、プラスチック製のタンパーを搭載しており、新たに業務用スチームワンドが備わっています。
発熱体が内蔵されたボイラーは5分ほどで抽出できるようになり、ラテアートに最適なミルクフォームも作ることができます。
ベテランのバリスタはもちろん、初心者でも使いやすいので、本格的な家庭用エスプレッソをより身近なものにしてくれるでしょう。
➁Rancilio Silvia Pro X Espresso Machine
このSilvia Pro Xは、前身となるSilvia Pro の利点をそのままに、多くのアップデートが加えられました。
商業グレードのポルタフィルターは、フラットに置くことができ安定した状態でタンピングが可能。
人間工学に基づいて設計されたグリップはソフトな手触りが特長です。また、コーヒーボイラーの圧力計がドリップトレーの上に設置されました。
デュアルボイラーとデュアルPID(抽出用と蒸らし用)を搭載したハイエンドモデル。
さらに、ソフトインフュージョン=蒸らし機能が追加され、ご家庭でより自分好みのカスタマイズをお楽しみいただけます。
デュアルボイラーとは、コーヒー(300ml、真鍮製)とスチーム(1000ml、ステンレス製)のボイラーのことで、それぞれが独立してマシンの中に入っています。
デュアルPIDとは、エスプレッソマシンの場合ですとマシンが常に水温を管理し、設定温度を維持するために微調整を行うことができることを意味します。
コーヒーの抽出温度(85-100℃/1℃単位)、スチームの温度(120-125℃/1℃単位)の調整が可能です。
③Quick Mill Pippa Semi-Automatic Espresso Machine
Quick Mill社は創業1945年、イタリアのミラノの北西のまちセナーゴに本社工場があります。
Pippaは、本体側面からアクセスできる1.8Lの水タンク、真鍮製の0.45Lシングルボイラー、1000Wヒーター、58mmのコマーシャルスタイル・ポータフィルタを搭載しているセミプロ仕様の半自動エスプレッソマシンです。
高さ約38cm、幅約25cm、奥行き約31cm、重量約12kgとコンパクトなサイズで、家のどこに置いても場所に困りません。
真鍮製の0.45Lシングルボイラーは、短時間での加熱と保温性の向上を可能にしました。
1,000Wの高出力ヒーターは素早い温度上昇が可能で、冷めた状態から10分以内に抽出、2分以内に蒸らしの準備が完了します。
シンプルなエスプレッソを楽しめるだけではなく、ラテやカプチーノを彩るミルクフォームをつくることが可能です。
弊社エスプレッソマシンはカフェ開業支援サイトで小規模カフェに紹介されています。
まとめ
エスプレッソコーヒーがまずいと感じてしまう理由は、日本人にとってあまりなじみのあるコーヒーではないことと、抽出温度の変化に敏感かつ繊細なコーヒーであるという事情が関係していました。
熟練のバリスタでも神経を使うエスプレッソコーヒーの抽出「9気圧・90℃・67℃・20秒・30cc」を家庭用エスプレッソマシンで再現すべく、各メーカーが開発を進めている段階です。
数あるエスプレッソマシンの中でも、高評価レビューが豊富な家庭用エスプレッソマシンについて本記事にて紹介させていただきました。
本格的なエスプレッソコーヒーをご家庭で飲みたいという方はぜひ参考にしてみてください。
今回はエスプレッソに関して詳しくお伝えしましたが、
あまりこだわりなく手軽においしいコーヒーを楽しみたい!!という方に
おススメのエスプレッソマシンも多数ございますので、またご紹介します。